「お取次は、頂ける時に頂いてたらええんやで(^^)」【コメント1】

みなさまこんにちは🌸細川佳世です。
   
先日、ある氏子が御結界でこのように尋ねられました。
       
「こんなに何回も何回も、お取次を頂いてもいいんですか?先週もお参りしてお取次を頂いたのに・・・」
    
はい(^^)お取次は、遠慮なく、何度でも何度でも頂いてほしいと願っております。心が楽になるまで、いえ、楽になってからも、何度でも何度でも遠慮なく頂いてほしいのです。 
     
「とは言っても、先生のお時間をとってしまって先生にも悪いし・・・」なんて遠慮される方もいらっしゃいますが、そんな方には、「遠慮をしないお稽古をしていきましょう(^^)」とお伝えさせていただいております。
お取次は、いつ頂けなくなるか分かりませんから、頂ける時に、頂けるだけ、頂いてほしいと思っております。
  
  

  
  
今から15年前。夜が恐怖でしかなかった私は、先生から頂いたご神米さまをお守りに、「神様、先生、神様、先生」と必死で唱えながら夜を過ごしました。  
やがて夜が明け、尼崎教会の門が開く時間になると、私は毎日、お教会に向かって駆け出しました。  
着の身着のまま、ご神米さまを胸に抱いて飛び出し、一人暮らしのマンションから200m先にあるお教会のあかりを目指し、必死に走りました。
     
先生が座っていてくださっている御結界に進ませていただき、息が整わないまま御結界の畳に額ずくと、手の平に畳の柔らかい感触と、額に畳のぬくもりを感じ、たましいがだんだんと鎮まっていきました。
    
「先生、お取次お願い申し上げます。先生、おはようございます!」
     
いつも変わらず、にっこりと微笑んでくださる先生のお顔を見るなり、ほっとして涙が流れました。
       
 
それから10年の時が流れ、私は社会人になりましたが、変わらず毎日参拝させていただき、お取次を頂いておりました。
  
昔と変わらずこんなに沢山お取次を頂いてもいいのかなあ・・・
図々しいって思われてないかなあ・・・
いい加減に私のこと嫌にならないかなあ・・・
そんな不安が頭をよぎるようになりました。
      
御結界ではどんな気持ちもさらけ出していくことが大切ですので、ある日の御結界で、私は恥ずかしそうにうつむいて先生に尋ねました。
     
「こんなに毎日毎日お取次をして頂いて、本当にいいんでしょうか?私は図々しくないですか?だって私はこれまで十分、お取次を頂いてきたし、助けていただいてきたし、私よりもっともっと苦しんでいる人もいると思うし・・・」
       
そしたら先生はこう仰ってくださったのです。
         
「佳世さん、お取次は、頂ける時に頂いたらええんやで(^^)頂けなくなる時がくるかもしれないからなあ」
     
私は驚き顔をあげました。
    
「先生、いいんですか?ありがとうございます!遠慮なく頂きます!嬉しいです」
        
頂けなくなる時とは、どういうことだろう?その時の私にはピンときていませんでした。これからもずっと、一生お教会の近くのマンションに住んで、おばあちゃんになってからも毎日教会にお参りして、毎日お取次を頂けると思っていたのです。
 
 

  
  
それから間もなくして私は、神様のお導きのままにお道の教師にお取り立てをいただきました。それと同時に、「命をかけて難儀な氏子を助けたい」という同じ願いを持った方と結婚させていただき、教会から700kmも離れた長崎県の平戸教会で御用をさせていただくようになりました。
そして、これまで続けていた毎日のお参りはできなくなり、月に一回のお参りを支えにさせていただくようになりました。
     
平戸教会から見える海とその海の向こうはるか700km先の尼崎教会のお広前に思いを馳せると、これまで毎日お取次くださった先生のお姿がまぶたの裏に浮かんでまいります。
    
「佳世さん、お取次は、頂ける時に頂いたらええんやで(^^)頂けなくなる時がくるかもしれないからなあ」
             
そんな先生のお声が懐かしく、お取次を頂いてきた日々が走馬灯のように駆け巡り、涙がこぼれ落ちるのでした。
たっぷりと、思い残す事なく、お取次を頂いてきたなあ・・・。
やがて陽が落ち、暗くなっていく平戸の海を眺めながら、遠く離れた信心の師匠がお守りくださるお広前を遥拝させていただき、御礼を申し上げさせていただきました。
   
  

 
    
どうぞ、お取次は遠慮なく頂いてください。
何度でも、何度でも、頂いてください。
頂けなくなる時がくるかもしれないのですから、また今度と遠慮せず、今の今、すぐにでも参ってきて、たくさんお取次を頂いてください。
今日も1日、神様と一緒に、平戸教会のお広前で待っています。
    
頂いたお取次は、生きているうちも、死んでからも、永遠に消えることはなく、ずっとたましいに刻み込まれ、寄り添い、守り続けてくださいます。  
     
神様、金光大神様、ありがとうございました。
金光教平戸教会 細川佳世

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1 COMMENT

松崎信子

そうなんですね。お取次はいただける時に遠慮なく…‼︎最高のお言葉ですね。
助かる道を一直線に教えていただけるんですね。(^人^)

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