本当の自分を探し求め〜お取次を頂いて〜

みなさまこんにちは🌼細川佳世です。

割に合わない人生でも
今がどれだけ絶望的でも
一人で頑張ってもどうしようもないことでも
お取次をいただいて「自分自身を見つめる」ということができると、目の前のどうしようもない現実が変化していくのです。

時に、風向きがガラリと変わってトントン拍子におかげを頂いていくこともあれば、ゆっくり大きく時間をかけて変化していくこともございます。
  
そして、お取次を頂き続けてさえいれば、気づいた時に後ろを振り返ってみると、願った以上のたくさんのおかげをいただいていることでしょう。
    
 

  
    
思い返すこと今から15年前、私が20歳の時でした。私は「気持ちを言葉にする」ということを大切に、信心のお稽古をさせていただいておりました。
 
ある日、お取次の中で先生に教えていただいた通り、まっさらなノートを用意し、自分の気持ちと向き合いました。私はなんと、一文字も書けなかったのです。   
普段の私は、友達や親と、どれだけ話しても話が尽きないし、電話やメールのやりとりだって好きなのに、いざ自分の気持ちをノートに書こうとしても心の中が真っ白で、何も書けなかったのです。

自分の本当の気持ちが分からない・・・やっとの思いで小さく、「書けない。苦しいです」とだけ書いて、御結界の先生のところに持っていきました。するとそのノートがお結界から返ってきました。緊張しながらノートをめくったそこには、先生の字で大きくこう書かれてあったのです。
     
「大丈夫ですよ(^^)」
  
私は心からホッといたしました。
こんな私でも、神様と先生は大丈夫なんだ・・・
よかったあ。
          
次の日も、気持ちをノートに書いては、やっぱり恥ずかしくなってノートをやぶって捨てて、やぶって捨ててを繰り返し、何時間たっても書けませんでした。それほど、自分の本当の気持ちというのはよく分からないものだったのです。
それでも、先生と約束をしたから、必死で神様に御祈念しながら取り組ませていただきました。お教会のお広前で、丸一日ノートとにらめっこしながら、自分の気持ちと向き合う日も珍しいことではありませんでした。
やっとのことで自分の気持ちを書き出したノートに、私は二行だけ、こう書いておりました。
     
「何の価値もない自分をさらけ出すのがとてもこわい。
そういう私さえもお見通しの先生はさらにこわい」
        
それは、私の本当の気持ちでした。私は先生のことがこわかったのです。私と真剣に向き合おうとしてくださっている先生のことがこわかったのです。
   
こんな否定的な気持ちをノートに書いてしまい、叱られるのではないかとビクビクしながら御結界に持っていきました。一見、なんてことない文章ですが、私にとっては、ずっと内側にあって隠してきた真っ黒な気持ちを、神様と先生に見られるということが、とてつもなく恐ろしかったのです。
       
暫くするとそのノートがお結界から返ってきたので、ぶるぶると震える手でそれを受け取りました。パラパラとノートをめくったそこにはなんと、先生の字でこう書かれてあったのです。
       
「聴かせてくれて本当にありがとう。大丈夫ですよ。先生は絶対にあなたを傷つけたり、あなたのことを見離したりしないから。こうして、あなたの苦しみを、ほんの少しでも聴かせてもらって、わからせていただけたことが、それが先生はとっても嬉しいです(^^)」
      
私は驚き目を丸くして、ノートを持ったまま顔を上げました。先生は変わらずニコニコ笑顔で、深くうなずいてくださいました。

自分をさらけ出したら傷つけられるのではなく、自分をさらけ出したそこには「ぬくもり」があったのです。私は、まさかこんな温かな世界があるなんて知らなかったのです。
      
それから私は、これまで誰にも言えなかった気持ちをノートに綴り、毎日毎日お結界に持って行きました。毎日お広前へ参拝させていただき、ただぼんやりと御神前を眺めながら、心の中にある正体不明な真っ黒な気持ちを見つめたり、必死で御祈念させていただきながら、自分の本当の気持ちを探しました。
   
そして、御結界に進ませていただく度に、先生がどんな気持ちも真剣に受けとめてくれるので、私の心はだんだんと変わっていきました。
       
「自分の気持ちは大切にしてもらえるんだ!」
「自分の存在は大切にしてもらえるんだ!」
   
そんな自信が持てるようになっていったのです。そして、自分を大切にできるようになり、自分を信じることができるようになり、自分を好きになっていったのです。
  
そこから、トントン拍子に、心の健康、体の健康、人間関係の健康、お仕事の健康、お金の健康、全てにおいておかげを頂いていったことは言うまでもございません♫
    
  

 
  
助かりたい。
幸せになりたい。
そんな方こそ、ぜひお取次を頂かれてください。
「こんなこと言ってもいいのかなあ」・・・どうぞ遠慮無く、どんなことでも聴かせてください。神様はどんな気持ちも否定することなく、温かく受けとめてくださいます。
けして迷わずに、神様と先生の前では、何もかもさらけ出していくこと。それが、助かりのおかげをいただく一番の近道でございます。
    
神様、金光大神様、ありがとうございました。
金光教平戸教会 細川佳世

 

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