私が口を酸っぱくして伝えていること

みなさまこんにちは🌸細川佳世です。


本日は平戸教会にて、吉備舞の指導のお役にお使いいただきました。吉備舞とは、神様へお供えさせていただく奉納舞のことです。
    
幼い頃から続けていた吉備舞。
今は私は、指導をさせていただくことはあっても、自分が吉備舞をお供えさせていただくことはありません。
でもいつかまた機会をいただけるのであれば、吉備舞をお供えさせていただきたいとひそかに願っています
それほどに、私は吉備舞のお供えが好きなのだと思います。
    
   
私は指導中、舞人に対して口を酸っぱくして伝えていることがあります。それは、
   
吉備舞は「神様への御礼の気持ちを現すもの」と。
   
どれだけ失敗しても、上手くできなくても
「御礼の気持ち」を神様に現せたのであれば
それでいいのだと
他に何もないのだと
そう伝えております。
    
  
   
私は幼い頃、吉備舞のお稽古が嫌いな時期がありました。
遊びたいのに。
テレビが見たいのに。て
     
でも、
いざ舞扇を持ち、お化粧し、お装束をつけ
神様の御前に立たせていただいた時
幼心にすごく誇らしかったことを覚えています。
    
     
自分の命が誇らしかったのです。
   
   
神様からいただいた
この命を
この人生を
わたしは一生懸命に生きています

つらいこともある
かなしいこともある
自分なんてダメだと思うこともある

でも御神前に立たせていただき
いま、ここに居れること

自分の中の「御礼の気持ち」を研ぎ澄ませ
その気持ちを吉備舞にのせ
その姿を神様に見ていただくことが
私の喜びだったのです。

ほんの数分ですが
神様にその姿を見ていただけることが
幼心にすごく誇らしく感じていました。



だから私は、口を酸っぱくして伝えているのです。

吉備舞は「神様への御礼の気持ちを現すもの」と。

けして、
家族や親戚や友達に見せるものではなく、神様に見ていただくものであり、神様が喜んでいただけるお供えをさせていただくことを、どこまでも大切にしております。





本日、お稽古の最後に舞人にたずねました。

「今日のお稽古はどうでした?」すると

「楽しかった〜(ӦvӦ。)!!」

なんて可愛らしいのでしょう

「先生も楽しかったよ〜!!!!」

手を取り合い、目頭が熱くなる思いがいたしました。


その舞人が喜ぶ姿を
神様がニコニコと
目に涙を浮かべながら喜んでくださっていることを感じました
神様、金光大神様、本日も一日ありがとうございました。

 

 

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