みなさまこんにちは🌸細川佳世です。
私は小学生の頃からミシンが大好きでした。
母の、重くて大きな足踏みミシン。
そのミシンで何かを作って母にプレゼントする度に、褒めてもらうのが嬉しかったのです。
母に好かれたくて、かまってもらいたくて、愛されたくて。
そのために、母の喜んだ顔を一瞬でも見たかったのです。
近くの布屋さんで、母が好きそうな花柄の布や、レースを買ってきて、ティッシュケースや、ポーチや、キーケースをよく作っていました。
ある日ポーチをプレゼントした時に、母がとても嬉しそうな笑顔で「お母さんの好きな柄ね!使えそう!」と褒めてくれたことを今でもよく覚えています。
取り立てて何の特徴も無かった私にとって、母に褒められたことが、すごく誇らしかったのです。
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しかしそれから、母のかばんから出てくるポーチをチェックする度に「あれ?私が作ったポーチ使ってくれてない」「あれ?今日も使ってくれてない」「あれ?今日も・・・」という日が続き、心の中がザワザワとしてきました。
思い切って「お母さん、私が作ったポーチは?」と聞くと「もったいないから使ってないよ」と返ってきました。
私は「やっぱり、気に入らなかったのかも」とすごく落ち込みながらも「そうなんだね!ありがとう」とだけ返しました。
本当は「使ってほしいな」と言ってみたかったのですが、受けとめてもらえる自信もなく、ただ「嫌な顔をされたらどうしよう、困らせたらどうしよう・・・」と、こわくて母に本音を打ち明けられなかったのです。
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それから大学生になり、実家の四国を離れて大阪で一人暮らしをはじめました。
そして就職して社会人になりました。
ティッシュケースもポーチもキーケースも、何でもお店でお洒落なデザインのものが買えました。
スーツや職場の制服も、お店に持っていけば、すぐにお直ししてくれました。
時は流れ、ミシンに触れなくなって、15年が経っていました。
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そして現在、お教会でミシンを使う機会がたくさんございますが、それでも「ミシンは苦手だから」と言って夫である展信先生にばかりお願いして縫ってもらっていました。
どうしても、ミシンを前にすると、苦手意識がムクムクとわいてきて、触れられないのです。
「今の私は、もうあの頃のように上手に縫えないから」という強いコンプレックスを感じるのです。
しかし今日、神様はおかげをくださったのです。
明日までに、お教会のお幕のサイズを合わせてカットし、ミシンで縫って仕上げなくてはならないという御用がございました。
(といっても、今あるお幕の両端をハサミで切って、縫うだけのことなのですが)
頼みの綱の展信先生はお結界で御用中。
縫ってくれるお店も無いし、頼める人は誰一人いない。
「どうしよう・・・」と目の前が真っ暗になりました。
その時のことです。
信心の師匠である津田昇平先生のお顔が目の前に浮かんできたのです。
過去、私は何度も心も身体も壊れ、日常生活が営めず人生に絶望していました。
そんな私が苦手なことに思い切って挑戦する度に「佳世さん、おかげいただいたなあ✨」と満面の笑顔で喜んでくださったのは信心の師匠である先生でした。
それは例えば、少し外出ができたとか、電車に乗れたとか、買い物に行けたとか、飲み会に参加できたとか、喫茶店に一人で行けたとか、些細な日常生活の一コマでした。
でも先生は、些細なこととは思われず、これまでできなかったことができたことを、とても嬉しそうに喜んでくださったのです。
そのお顔が今日、目の前に浮かんできたのです。
私は覚悟を決め、お幕を縫うためにミシンを使い初めました。
そしたら「ええ!楽しい✨✨」と感じたのです。
あっという間に、楽しく、ありがたく、お幕を縫い上げるおかげをいただいたのです。そして、これまであまり好きではなかった「ダダダダ〜」という大きな振動がなぜか心地良かったのです。
思えば昔は、母に好かれるために、笑ってもらうために、一生懸命ミシンを使っていました。
でも今は、私が楽しんで、ミシンを使っているのです。
今日は、20年ぶりにミシンを使わせていただくおかげをいただきました。本当にありがたかったです。
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私には、まだまだ苦手なことがございます。
難儀なところから信心して助けていただき、教師にお取り立ていただいたからといっても、苦手なことは本当にたくさんございます。
でも、信心の師匠である先生の喜んでくださる顔を思い出す度に、「周りの人より不器用でも、下手くそでも、ダメでも、先生は喜んでくださる!」そう信じられるのです。そして「おかげいただきたい!変わりたい!」という踏み込む勇気をいただけるのです。
「神様を信じて踏み込む」と言っても、神様は目には見えません。だから神様が私に、私にとっての金光大神様を差し向けてくださったのです。
私にとっての金光大神様、それこそがわが師、尼崎教会の津田昇平先生でありました。
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「神様と金光大神様といつも一緒に過ごしていくこと」
これを「信心」と言います。信心したら必ずおかげをいただけます。
病気が治った。
受験に合格した。
九死に一生を得た。
これも大きなおかげですが、
「これまでできなかったことができるということ」
これもまた、大きな大きなおかげでございます。
今日いただいたおかげを、私自身がよく噛み締めないといけない。
そして「神様が喜んでくださることとは何なのか」を伝えていきたい。
そう願いながら、何度も神様にお礼を申し上げさせていただきました。
ここからも信心しておかげをいただいて参りたいと願っております。神様、金光大神様ありがとうございました。
(写真は出来上がったお幕です(^_-)-☆)
こちらのお話は、YouTubeにもUPしています。よかったら聴いてみてください。
https://youtu.be/8YpAvAi5Oy8
(Youtube教話)
金光教平戸教会 細川佳世
佳世先生、すごーい❗️私も社会人になってからバトントワーリングのチームに所属していたことがあって、その時に自分の衣装をミシンでカタカタ縫っていました✨でもミシンに嫌われることが多くて途中でガタッて音が鳴ってミシンが止まってしまって⬇️⬇️所属してたチームは私以外はちびっ子たちで大きくても高校生までで社会人は私だけでした。子供たちは保護者が作るってなっていたけど私は社会人。なので自分の衣装は自分でと言われていました。振り付けを覚えながら衣装を夜中に作るのはしんどい。何回もバトンを辞めようと考えてたなぁ。同じような背丈の高校生がいたから布の裁断だけはしてもらっていました。それでも大会までに縫って、先生のオッケーが出ないと縫い直し。振り付けも難しい。出来ない。泣きながらでした。ちびっ子に振り付けを教えるのを1年していて、その後にチームの人数が少ないから一緒にと言われてメンバーとして2年踊りました✨ミシン懐かしいなぁ❤️バトンもしたいけどする機会ないし。所属していたチームの関連教会は近くにあるけど。バトンもシューズもきっと親に捨てられているし。
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有貴さん
心温まるコメントありがとうございます✨有貴さんバトントワーリングされてたんですね!驚きました。今でもバトンをしたいと思われてる有貴さんのお気持ち、素敵ですね。忘れず願っていたら、いつかまたバトンができる機会を神様がつくってくださって、バトンもシューズも神様がご準備してくださるとかよ先生は信じています。かよ先生も、絶対無理!と思っていたミシンの機会を神様がつくってくださったのですから✨細川佳世
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佳世先生、何時も、ご祈念くださり、ありがとうございます。
佳世先生の、投稿を読ませて頂いて、胸が熱くなりました。
劣等感の固まりみたいな私でした。
何かを成し遂げても、それが自信に繋がらない私でした。
けれど、貴子先生に教えて頂いた大切な御言葉があります。
私は、出来るとも思わないこと。
私は、出来ないとも思わないことかなと。
何でもさせて頂くという心で。
主人と、スーパーへお買い物に普通に行くことすら、出来ませんでした。
けれど、段々に、私には出来ない。無理。嫌だと思っていたことが、神様から、お陰を頂いて、出来るようにならせて頂いております。
そして、本当にささやかな事でも、出来たことは、とてもとても、嬉しくて。
そして、その喜びを神様に、お届けさせて頂ける私でありたいです。
そして、ここからも、信心のお道をお育て頂けますように。
一歩、一歩、焦らずに。そして、夢を諦めないで。
いつも、神様と一緒に。
佳世先生の、ミシンの音がカタコト、カタコト聴こえてきます。
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知笑さん
お久しぶりです????コメントとても嬉しいです。貴子先生に教えていただいたお言葉を、大切に、宝物を見せてくれるように私に教えてくださる知笑さん。ご信心されてらっしゃるんだなあ、おかげをたくさんいただかれてるんだなあ、とすごく心が癒やされました。また知笑さんは過去、日常生活がままならないとてもお辛いところを通ってこられたのですね。ささやかなことが嬉しいお気持ち、一緒ですね✨嬉しいです✨細川佳世
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佳世先生。
有り難すぎて、勿体なくて、色んな思いが溢れて泣いてしまいました。
とても、とても嬉しいです。
佳世先生。
ありがとうございます。
そして、展信先生。
ありがとうございます。
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知笑さん
夫婦ともども、知笑さんに出会えたことをとても嬉しく思っております????貴子先生と共にいただかれた、ここまでのたくさんの神様のおかげ話、また是非聴かせてください✨細川佳世
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