今私にできることを、神様へのお礼の気持ちで【コメント6】

みなさまこんにちは🌸細川佳世です。

先日の豪雨災害から8日が経ち、今私が感じていることを綴らせていただきたいと思います。
　　　　
日々、多くの氏子の助かり、立ち行きを、神様にご祈念させていただいておりますが、この度は多くの方から「先生、ご祈念しています！」「何かできることはありませんか？」「無事でいてください。先生だけが頼りなんです」「ご無理なさらないでください」「一日も早い平戸教会の復興を祈っています！」というお声を聴かせていただきました。
　　
日々祈らせていただいている方から祈っていただけること。
これってなんだか・・・
すごく嬉しいなあ。温かいなあ。幸せだなあ。繋がってるんだなあと、なんとも言えない喜びを感じさせていただきました。
　　　　
「祈り」という愛情は、けして目には見えないけれど、必ず神様に伝わり、相手の分け御霊さまにもしっかりと届けてくださるのだと改めて実感しております。
　　
　　
◯
　　
　　
ただいま平戸教会では、雨漏りによる二次被害に直面しております。
天井や壁の、染みや剥がれやカビ。
換気をしても青いカビは生え続け、押入れ、天井、壁、お布団にとどまらず、お広前、ご祭具、ご神前と、教会内のあらゆるところに広がっております。
　　
カビ用のスプレーをかけてお洒掃をさせていただきますが、また別のところから生えてきます。
畳は何日もかけて天日干しにするのですが、それでもカビが生えてきます。
現在は、カビの原因となっている床下を、扇風機を５つ使って乾燥させていただいております。
　　
そして、なにより驚くのは未だに続く雨漏りです。ポタッポタッと雨が降ってもいないのに、雨漏りのような状態が続いています。
　
　
○
　
　
3日前の夜の出来事でした。
無事に電力も復旧し、安心したのもつかの間、また大きな音を立てて「バシン！！」と停電し、教会中が真っ暗になったのです。　　
おかしいな…なんでだろう…どうしよう…
　　　　　
ここ数日、電気業者の方に来ていただいて原因を調べていただいておりましたが、それでもなかなか分からず困っていました。
　　
　　　　　　
しかし本日、やっと原因が分かったのです。
業者の方が、ある蛍光灯のカバーを外した瞬間、大きな音を立ててバケツいっぱいの泥水が頭から降ってきたのです。
　　　
「バッシャーン！！」
　　　　　　
なんと、蛍光灯カバーにたっぷりと真っ黒な泥水が溜まっていたのです。
業者の方も、私たちも、もちろん頭からずぶ濡れに。
普通なら怒りがこみ上げてきそうなこの場面、私たちはお互いのずぶ濡れの姿を見て、笑っていました(#^.^#)
　　　　　　　　　　　
「こんなことってあるんですねえ〜！」
「いやいやあ〜こんなこと平戸でもなかですバイ」
「まさか蛍光灯カバーの中が全部水だったなんて…」
「みんなずぶ濡れですね〜、すぐにタオルとってきます〜！」
　　　　
水浸しになりながら、お互いに笑みがもれていました。
タオルを譲り合いながら、気遣い合い、労い合い、微笑ましい空気が漂っていました。
　　　　　
よし！今度は大丈夫だろう！別の蛍光灯のカバーを外した瞬間、またも…
　　　　　　
「バッシャーン！！」
　　　　　　　　　　
と大きな音を立てて、バケツいっぱいの真っ黒な泥水が頭の上から降ってきました。
　　　
「あ〜やられたー！」
「あちゃ〜またバイ」
「すぐにタオルとってきます〜！」
　　　　　
雨漏りの恐ろしさに驚きながらも、またみんなビショビショになりながら笑っています(^^)
私はなんだか、優しい空気、楽しい空気に、心がホカホカと温かくなっていきました。
　　　　　　　　
「大変でしたねえ」「不便でしょう」「また来ますね」というお声掛けと、「お世話になります」「お茶にしましょう」「ありがとうございます」というお礼が飛び交う温かい時間をいただき、心がとても癒されていきました。
　　
　　
◯
　
　　
現在、平戸教会のお広前は、半分ほど畳が無い状態が続いております。ですが、このような中にあっても、助かりを求めて参拝され、お取次を願われる氏子のお姿があられます。
　　　
今まで辛かったこと。しんどかったこと。一人で抱えておられた気持ちをお結界でたくさん吐き出され、そしてまた笑顔になって帰っていかれました。私はその後ろ姿を見送りながら、ああ、幸せだなあ・・・と思いました。
　　　　
何があっても、いつもと変わらずに、ここにお取次の座(お結界)があり続けるということ。それが今は何より嬉しく、幸せだなあと感じております。　　　　
この先も、不安や心配は尽きることはないのかもしれませんが、それでも今日も一日楽しかったなあ、としみじみと思わされます。
　　　　　　　　　　
　　　　　　　
ある日の信心の師匠のお取次のお言葉が、ふと心に浮かんでまいりました。
　　　　
「できることは大きくないけれど、ささやかながらにも、神様へのお礼の気持でさせていただきましょう。遊ばせていただきましょう(^^) 」
　　　　　　
今私にできることを、神様へのお礼の気持ちで、ありのままの自分で、精一杯させていただきます。　　　　　
　　
神様、金光大神様、ありがとうございました。
金光教平戸教会 細川佳世

■共感してくださった方はボタンのクリックお願いします。
引き続き執筆させていただく励みになります

YouTubeでも配信させていただいております。少し内容が違います。