吉備舞〜神様への御礼の心を舞人と共に〜

みなさまこんにちは🌼細川佳世です。 

先日、平戸教会で吉備舞(きびまい)の指導をさせていただきました。秋のご大祭で神様に奉納させていただくために、より美しい舞をお供えしたいという舞人の願いのもと、一生懸命にお稽古に取り組ませていただきました。
    
お稽古を始める前に、舞人は必ずお結界に進まれお取次をいただかれます。その後、お稽古の着物に着替え、私と舞人と二人で神様の前で御祈念をさせていただきます。
    
神様の前に二人並んで正座し、背筋をピンと伸ばし、畳に額ずきます。畳の温もりが肌に感じられ、神様のお体の温もりにホッとするひと時でございます。そして私は、御祈念の内容が分かりやすいように、あえて御祈念の内容を口に出してお唱えさせていただいております。
    
今、生きて、ここにいること。
この一瞬一瞬、神様にお守りいただいて、生かされていること。
生まれてから今日まで、神様に命を繋いでいただいてきたこと。
辛い事もあったし、この先きっと悲しいこともあるけれど、でもいつもお取次を頂いて、神様に癒していただけること。
そんな神様に、巡り合わせていただいていること。
そのせめてものお礼に、吉備舞の奉納をお許しいただいて、そして今日こうして吉備舞のお稽古をさせていただけること。
その奇跡、喜び、感謝の気持ちを、吉備舞にのせて奉納させていただき、神様にお受け取りいただきたいこと。
       
神様への感謝の気持ち、吉備舞奉納に向けての願いを、口に出してお唱えさせていただきながら、御祈念をさせていただきました。   
     
その後、お稽古が始まりますが、舞人が曇った表情をしている時はすぐにお稽古は始めず、じっくりとお話を聴かせていただいております。
不安なこと、今心配に思っていることなど、気持ちを言葉にして話していくことが大切だと思っているからです。そうやって話を聴かせていただいているうちに、さっきまで曇っていたお顔が、だんだんと晴れやかになっていかれました。
    
舞人は「神様に喜んでいただけるような吉備舞を舞わせていただきたい」という願いを強く持たれておられました。    
この、神様に喜んでいただきたいという「神様への御礼の心」こそ、幸せになるためにはどうしても大切にしなければならないと思わされております。
「どうしたら人が幸せになれるのか」を考えるとき、大切にしなければならないことを、大切にすることが必要ですが、これを「天地の道理」と言います。この「天地の道理」に沿った生き方をしていくことで、人は幸せになれますし、道理からはずれてしまうと、やっぱり不幸な人生を歩まざるをえないのです。
だから神様は、私たち人間に助かってほしいからこそ、天地の道理に沿って生きてほしいと願われているのでございます。
  
その天地の道理の一つに、「神様への御礼の心」がございます。毎日、私たちが寝ている間も、24時間お働きくださっている神様。ずっと働いてくださってる神様に御礼を申しあげることは、ごく自然なことだなあと私は思っております。
たとえ、神様に願った通りに物事が動かなくても、それでも、願いを叶えてあげたいと思われ一生懸命に働いてくださっている神様。その神様に対してお礼の心を持たせていただくことは、この天地に生きている人間として、ごく自然なことではないだろうかと、私はそう思っております。
    
吉備舞は、神様にお供えさせていただく奉納舞です。清い、曇りのない、神様への感謝の心がなければ、”ただの舞”になってしまいます。
どこまでも「神様への御礼の心」を大切に、ここからも舞人の成長を見守らせていただきたいと願っております。
     
「今日のお稽古、楽しかった✨✨」
      
そのような感想を聴かせていただきました。
舞人の喜びは、私の喜びです。本当に愛しい気持ちでいっぱいにならせていただきました。
舞人の幸せを願い、吉備舞の指導をさせていただけること。私にとっても幸せなことであり、分け御霊様がじんわりと温まり救われていくのでございました。
    
天地の道理の一つである「神様への御礼の心」を共に育ませていただけるようなお稽古を、これからもさせていただきたいと願っております。
    
神様、金光大神様、ありがとうございました。
金光教平戸教会 細川佳世

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