＜展信先生の日記より＞「遙拝〜感謝の真を神様にお受け取りいただく〜」 【コメント5】

みなさまこんにちは。細川佳世です。


本日は展信先生の日記をご紹介させていただきます↓↓

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みなさまこんにちは🌱細川展信です。

新型コロナウィルス感染防止対策にて県外への外出を控える要請が発表される中、参拝を控えられる氏子がいらっしゃいます。これまで、参拝させていただき、神様におすがりし、神様と一緒に、やっとのことで日常生活を営まれている方々にとって、参拝ができないことは死活問題であり、一日も早い収束を日々願わせていただいております。
　　　
最近、遙拝という言葉をよく耳にします。
私が遙拝というものをよく知らなかった頃、遙拝とはお教会の方角に向いて、手を合わせて祈ることだけだと思っていました。その間5分くらいでしょうか。とても短く、時に形だけのものになっていたこともあったように思い起こされてまいります。
　　
現在参拝がなかなか叶わない氏子らと共に、遙拝を命綱に、信心のお稽古をさせていただいております。いつもの参拝同様に、いやもっと心を込めて、丁寧にさせていただくことをお伝えさせていただいております。　
　　　
　
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私は今から三年前、苦しみの真っ只中だった時に恩師と出会い、信心を教えていただき、深い難儀から助けていただきました。それからは月に一度は必ず、何があっても足を運んで、恩師のお広前に御礼参拝をさせていただくようになりました。
しかし今年の2月、どうしても参拝が叶わない事態が起こってまいりました。そんな時、手を合わせて御礼を申し上げるだけでは心苦しくて、申し訳なくて、このありがたい心と釣り合わなくて・・・そんな心の苦しみや葛藤を抱えておりました。
　
そんな私は、試行錯誤で遙拝をさせて頂きました。いつもの参拝と同じように、服を着替え、身なりを整え、手と口を清め、神様の御前に進む心の準備をさせていただきました。
次に、室内であっても、屋外であっても、恩師のお広間と思って心をこめてお洒掃をさせていただきました。
最後に、お教会がある方角を向き、神様の御名をとなえ、平伏させていただきました。

平伏し、心中祈念をさせていただいていると、だんだんたましいが落ち着き、恩師がお座りになるお教会がありありと現れてまいりました。お広前に差し込む日光、清らかな空気、畳の心地よい肌触り、い草の香り、そしてお取次される恩師のやさしい御声。
神様と先生の御徳に触れ、「神様に見ていただいている」という安心感をいただき、自然と涙が流れてまいりました。

私にとって、この「神様に見ていただいている」という感覚がなによりも大切で、苦しみの根である「めぐり」を抑え込んでくださり、取り払ってくださる実感をいただいており、生きる上で欠かすことができないものとなっております。
　　
また、時間をかけて、神様と先生にお手紙を書かせていただきました。そして、神様にお供えさせていただく御献備のお包みに添えて、郵送させていただきました。
こうして、参拝にかかる財や、時間や、手間暇の「真」を神様にお受け取りいただくことで、参拝させて頂いた時のような、喜びや、嬉しさや、安心のおかげを頂いたのでございます。

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こうして、しっかりと遙拝に手間暇をかけさせていただくと、苦しかった心が、とてもありがたいものになっていくことを身をもって体験させて頂きました。

なかなか参拝が叶わない今、遙拝させていただくことを命綱に、一緒に信心のお稽古をさせていただきましょう。いつもの参拝と同様に、いやそれ以上の手間暇をかけさせていただくことで、お礼の真を神様にお受け取りいただきましょう。そしてここからも、神様にしっかりお守り頂いていきましょう。

天地金乃神様、金光大神様、ありがとうございました。
金光教平戸教会 細川展信

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