本日全てのガラスの障子が、和紙の障子へと生まれ変わりました

みなさまこんにちは。細川佳世です。


お教会の建物を、長く大切に使わせていただくため、お広前部分を「ガラス障子→和紙の障子」にさせていただきました。(詳しくは前回投稿)
  
これまでは建物の老朽化も加わり、開け締めする時、台風や地震の時にガラスが揺れ、ガシャガシャガシャ〜ン!とものすごい音がしていたのですが、今ではそれもすっかりなくなりました
  
し〜んと静かなお広前に生まれ変わり、お参りされた方が

「ここは落ち着きますね」

と言われながら、温かい愛情に満ちたお広前でしばらく神様にご祈念されながらゆったりと過ごされておりました

 

 

そして本日は・・・外殿部分の「ガラス戸→和紙の戸」に張替えをさせていただきました
この「外殿」という場所は神様に近い神聖な場所なので、子どものころ「外殿には入らないように」と厳しく指導されていました。私は子ども心に、ここは神聖で特別な場所なんだなあ・・・と感じていた場所です。
  
まず、お写真にありますようにガラスの戸を運び出し、ガラスを取り外します。これまでお世話になったガラスにお礼を申しながら取り外させて頂きます。
しかし、取り外すためには、ガラスを割らなくてはならない場合が多くございました。
  
「ガッシャーン!!」
「バリンッ!!」
  
耳を覆いたくなるような衝撃音が響き渡りました。自分の記憶の中にあるガラスが割れる音が呼び覚まされると同時に、胸がズキン!!と痛み、この痛みは私の痛みではなく、いま苦しんでいる氏子の心の痛みなのだと感じました。
  
  
ガラスが砕け落ちる音を聞きながら、
「どうぞ、氏子の心の痛みに、もっともっと寄り添える自分にならせてください」
と神様に祈らせていただきました。
  
そしてこのガラスが、再資源化され新しい資源へと生まれ変わるように「今苦しんでいる氏子の心もいつか癒やされ、神様との絆が深まり、神様と共に安心の世界で生きられますように」とご祈念させていただきました

 

 

本日すべてのガラスの障子と戸が、和紙の障子と戸へと生まれ変わりました。
神様からいただいた温もりのあるお広前
このようなお広前をご用意してくださった神様にお礼のご祈念をさせていただきました。
 
そして、このお広前がどうかどうか、難儀が流れ込んでくるお広前になりますように。神様、金光大神様、お導きいただけますようお願い申し上げます。
 
 
神様、金光大神様、本日も一日ありがとうございました
 
金光教平戸教会 細川佳世

 

         

         

           

            

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