みなさまこんにちは🌸細川佳世です。
この度の大雨により被災された方々のご冥福を祈るとともに、一日も早い復興をご祈念させていただいております。
平戸教会も被災いたしましたが、平戸の氏子、家族一同、みな命をお守りいただいております。神様に御礼申し上げさせていただいております。
私はよく、このような質問を聴かせていただくことがございます。
「神様はなぜ自然災害から人間を助けてくれないんですか?」
「神様はなぜ自然災害を止めてくれないのですか?」
私は、何も答えることができません。
なぜなら、誰もが納得がいく説明や理屈を持ち合わせていないからです。理屈で納得がいったところで「分け御霊様が安心される」「分け御霊様が救われる」というのは、また別問題なのです。
私が感じているのは、神様はただただ「人を助けたい」と思ってらっしゃるということです。これだけは間違いはございません。
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私は過去、摂食障害で苦しんでおりました。食べては吐くという過食嘔吐に引きずり回され、生きることに絶望しておりました。
それでも毎日お教会にお参りして、信心の師匠である先生に泣きながら思いの丈をぶつけ、聴いていただいておりました。
「神様はなぜ、過食嘔吐から私を助けてくれないのですか??」
「神様はなぜ、過食嘔吐を止めてくれないのですか??」
そこにあったのは、行き場のない怒りと悲しみでした。私は別に神様のせいにしたかったわけでもなかったし、神様が過食嘔吐をさせてるなんて思っていませんでした。
でも・・・
なぜ??
どうして??
神様がいるならなぜこんなに苦しまねばならないの?
その行き場のない怒りと悲しみは消えることはありませんでした。
しかし、お参りさせていただき、お結界に進ませていただき、信心の師匠である先生に聴いていただくようになってから、不思議と私の怒りと悲しみは、薄紙をはぐように少しずつ薄れていきました。
先生はいつも私の気持ちに寄り添ってくださいました。説明や理屈で、何かを教え諭すことは一度もありませんでした。
先生はこのようにも仰ってくださいました。
「苦しい気持ちは、他のどこでもなく、お結界にもっておいで。そしたら楽にしてあげられるから」
「お広前の守である先生に聴いていただく事は、神様に聴いていただくことと同じ事です」
私は、行き場のない気持ちを、先生を通して神様に聴いていただくことで救われていったのです。
「神様はただただ私を助けたいと思ってらっしゃるんだ!」
「神様はただただ私が大切で、愛しくて、かわいいと思っていらっしゃるんだ!」
私は、先生を通して、ポカポカとした温かさや安心を、心の底から感じられるようになったのです。
◯
現在私は取次師として、平戸教会のお広前を守らせていただいております。私は、何度でも、何度でも聴かせていただきたいのです。
なぜ??
どうして??
神様いるならなぜこんなに苦しまねばならないの?
その怒りや悲しみを、ひとりぼっちで抱えてほしくないのです。
私はその質問に答えることはできないけれど、何時間でも聴かせていただくことはできます。 そして、神様はただただ「人を助けたい」と思っていらっしゃることを感じていただきたいと願っております。
神様は苦しんでいる氏子をご覧になられ、かわいそうに思い、「助けたい」と思って、お教会のお広前にお引き寄せくださった事実。
その神様の、せつない想いが伝わりますようにと祈りながら、今日もお結界に座らせていただきます。
この、平戸の美しい自然に囲まれながら。
神様、金光大神様、ありがとうございました。
金光教平戸教会 細川佳世
引き続き執筆させていただく励みになります
YouTubeでも配信させていただいております。少し内容が違います。
佳世先生ありがとうございます。僕も以前、どこかの金光教セミナーで、「なぜ、地球上から争いが無くならないのか?」と言うことを聞かせて頂きました。その中で、「神様が人を救いたい思いは不変ですが、神様の思いを知らないニンゲンが争いの中枢に居れば、神様の思いは届かないのではないでしょうか?」と言う意見が出たのを思い出しました。これとは意味が違うかも知れませんが、関東大震災、終戦前の西日本の大地震、阪神大震災、東日本大震災は、地球内部の地殻活動の現象ですので、不可避だったのでは、と言う考え方も有るようです。信心不足ですみません。
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章一郎さんお久しぶりです(^^)戦争のこと、地震のこと、こうして章一郎さんの想いを聴かせていただけて、とても嬉しく、とてもありがたかったです。
章一郎さんのおっしゃる通り、神様は人を救い助けたいと思っておられ、その他には何もありません(#^.^#)その神様の思いは、人を飛び越して知ることはできません。神様の思いを、頭で理解するのではなく、心で感じて、悟るためにも、お結界でお取次をいただいていくことの大切さを思います(o^^o)細川佳世
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