「宅祭〜頂いたご神縁を結ぶために〜」【コメント4】

みなさまこんにちは🌸細川佳世です。

平戸教会がある平戸島のそのお隣。度島(たくしま)の氏子らから「宅祭を仕えて頂きたい」とのお願いのお届けがございました。宅祭とはお宅で仕えられる御祭典のことです。この度その願いを神様がお受けくださり、数軒の宅祭へ向かわせていただきました。
    
度島へは、30分程の船路です。 船に揺られながらご祈念させていただいていたことは、「どうかこの宅祭が、氏子がご信心をさせていただくきっかけになりますように」ということでした。
  
   

 
  
度島は、信号も、警察署も、消防署もない、人口800人足らずの小さな島。美しい海がキラキラと光り輝き、豊かな自然に囲まれております。島民の方々と道ですれ違う度、温かい会釈や挨拶を交わしながら、それぞれのお宅に向かわせていただきました。
         
宅祭では、それぞれの家の立ち行きを願い御祭典をお仕えさせていただくのですが、メインとなるのはやはり、お取次であり、氏子の声を聴かせていただくことです。
              
「◯◯さん、最近はいかがですか?」
「息子さんは、お孫さんは、お元気ですか?」
それぞれのお宅で、お話を聴かせていただきます。
    
最初は笑顔で「特に困ったことはありません(^^)」と仰っていた方でも、神様に御祈念させていただきながらお話を聴かせていただいていると、だんだんと表情が曇ってまいります。神様が拙い祈りをお受け取りくださり、お働きくださり、氏子の重い重い心の蓋を開けてくださるのです。  
   
そして「実は・・・」と、堰を切ったように心の苦しみは溢れ出てきます。私も、限られた時間の中で、なるべくじっくりと聴かせていただきたい。目の前の氏子を救い助けたい。その一心で耳を傾けさせていただきます。
      
      
しかし、苦しみを吐き出すには、時間が足りません。私自身、恩師にお取次を頂いてきた時間は、ゆうに一万時間を越えています。しかも、命がけでのお取次です。それほどに、心の苦しみからの助かりというのは、簡単なものではないのです。棚からぼた餅は落ちてこないのです。
            
それにしても時間が足りません…帰りのフェリーのこともありますので、一家族につき40分ほどしか時間をかけられません。そして今年もまた、毎年のことですが、船の最終便に乗り遅れそうになり、走って船着き場に向かわせていただきました。
        
      
度島の氏子らに、「◯◯さん、これからは一緒に信心させていただきましょう(^^)信心すれば必ず神様が助けてくださいます。神様と一緒に平戸教会のお広前で待っています。お話のつづき、ぜひお結界で聴かせてください!」
      
そうお伝えし、後ろ髪をひかれる思いで度島を後にいたしました。船が出港し、だんだん小さくなっていく度島を見つめながら、行きと同じく「どうかこの宅祭が、氏子がご信心をさせていただくきっかけになりますように」と祈らせていただいておりました。
       
 

 
   
海を渡って平戸教会へ参拝することは容易ではなく、運賃も時間も手間暇も必要です。しかし、そうやって時間や財を使って、足を使って神様を求めていく中でしか、深い難儀からの助かりの道は見えてこないことを、痛感しております。
どうか、神様から頂いた度島の氏子との御神縁を大切にさせていただき、この御神縁を「結ばせていただける」ような御用をさせていただきたいと切に願っております。              

そして今日もまた、度島の氏子をはじめ、今もどこかで悩み苦しんでいる方のお引き寄せを祈りながら、御結界に座らせていただきました。もっともっと人が助かる御用をさせていただけますようにと、平戸教会の境内から見える海を眺めながら、無事に閉門させていただきました。
          
神様、金光大神様、ありがとうございました。     
金光教平戸教会 細川佳世

 

              

 

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簗瀬裕一

佳世先生、今日は仕事休みでした。
教話、ありがとうございました。
腸の下血も止まらなくて、次回の通院まで薬を飲むことしかないですが、三度目の潰瘍性大腸炎はこの年できついです。
信心させて頂きます。

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細川 佳世

簗瀬さんこんばんは。とてもきつい思いをされておられるのですね。だからこそ神様が、簗瀬さんのことが可哀想で、助けたくて助けたくて仕方がなくて、お広前にお引き寄せくださったのでしょうね。今は苦しいと思いますが、簗瀬さんには、神様と児島大地郎先生がついていてくださるので、安心しております(#^^#)続いて児島大地郎先生のお取次をいただいていけるよう、御祈念させていただきます。平戸教会 取次師 細川佳世

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細川 佳世

脇田さんこんにちは。素晴らしい景色を見て、神様を感じられるのですね(#^^#)空も、海も、どこもかしこも、神様のお体のようなものですから、たましいの目で神様を見ていらっしゃるのですね✨ありがたいです。細川佳世

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